遊歩道信州高山村


湯の香かおる錦秋の小道をあるく。
舞の道遊歩道

山田温泉

与謝野晶子の歌碑が迎える舞の道遊歩道

与謝野晶子の歌碑 山田温泉の対岸、松川渓谷沿いにあるのがこの舞の道遊歩道。真っ赤な色が印象的な高井橋のたもとが遊歩道の入り口。全長約1.3キロメートル、山田温泉薬師堂上に至る心地よい遊歩道です。舞の道遊歩道の名前の由来は、さまざまなものが舞い飛ぶ小道ということ。鳥・蝶・動物、そして風・音・薫り・・・。みなさんもそれぞれの「舞」を発見してみてください。まず入口で迎えてくれるのが、明治〜大正期の歌人与謝野晶子の歌碑。晶子が山田温泉を訪れた際に残した歌です。

「鳳凰が山をおほえるおくしなの山田の渓の秋逢うかな」

 高山村には、多くの文人墨客が訪れ、歌や句を残しています。小林一茶が、この村で晩年を過ごしたことは良く知られています。歌碑・句碑も村のあちこちに数多く点在し、まさに「文学の秋」そのもの。そんなロマンチックな気分に浸りながら、さあ、いよいよ出発です。



茶庭に見立てた清涼な小道

 この舞の道遊歩道の面白さの一つは、渓谷を茶庭に見立てた小粋な演出です。
 まず、最初に潜るのが露地門。数寄屋造りの清楚な門は、茶庭の入り口に設けられる門で、いわば露地と外界をわけるフィルターのようなもの。一歩足を踏み入れると、不思議とそこは異世界。空気もまた格段においしくなったような気がします。
 茶庭の内露地に出入りする中門、茶道で亭主の迎付を待つ外待合を経て、いよいよ茶室である松楓庵へ到着。ここで腰をおろしてちょっぴりひと休み。松川のせせらぎに耳を傾け、心地よい風を胸いっぱい吸い込めば心も体もリフレッシュ。鳥たちのさえずりも心地よく響いてきます。

露地門
遊歩道の入り口露地門
中門
中門
松楓庵
ちょっと一服、茶室の松楓庵


マップ




五色・七味温泉、2つの湯をつなぐ

山の音遊歩道

 山の音遊歩道は、南志賀公園線を斜めに横切るように、五色温泉七味温泉を結ぶ詩情あふれる遊歩道です.この遊歩道は、いわゆる旧草津街道で、昔は人も馬も通ることができる立派な街道でした。のちに、ハイキングコースとして整備され、「山の音遊歩道」と名付けられました。
 この遊歩道には、数多くの句碑・歌碑が立ち並んでいます。それらを味わいながら、ゆっくりと歩くのがこの道の楽しみ方。美しく色付いた秋の木々の隙間から溢れ出す木漏れ日。普段の生活では耳にすることのできないさまざまな森の音。そんな最高のシチュエーションの中で、ますます響く古の人の歌と心。
 みなさんもぜひ山の道遊歩道を歩いてみてください。きっと、心も体も充実することと思います。
山の音遊歩道入り口
山の音遊歩道入り口


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