決算認定にかかる審査方法の改善についての提案

20117

議会運営委員長 岩田修二

1 目的

 (1)須坂市議会では、平成199月定例会において決算特別委員会を試行で設置して以降、平成219月定例会まで試行を行ってきました。その後、平成2112月定例会で、通年にわたる予算決算特別委員会の設置が決まり現在に至っている。

 (2)現在の決算認定審査については、9月定例会に市長から決算等にかかる書類の送付を受け、9月定例会の会期中に審査を終了させ認定行為を行っている。地方自治法上は、決算認定については次の通常予算を議する会議までに認定すればよいことになっているため、9月定例会で必ずしも認定しなければならないことにはなっていない。

 (3)決算審査は、財務事務の適正性を確認するだけでなく、事業の成果を判断し、当該年度の予算執行や翌年度の予算編成に反映させていくことも目的としている。また、決算審査での政策評価を通じて翌年度の市政運営方針や予算編成につなげる活動も重要になっている。

 (4)以上のことから、決算認定を9月定例会会期中の審査に限定することなく、より詳細な審査と事業評価を含めた内容とするため、12月定例会までの審査期間とするもの。

2 審査スケジュール案

  @9月定例会に決算案件の提出、予算決算特別委員会に付託

  A決算認定に対する予算決算特別委員会での総括質疑の実施

  B各分科会での決算審査

    ・決算事業年度実施事業の現地調査及び聞き取り調査の実施(9月会期中)

    ・9月定例会閉会後、継続審査で各所管部ごとの決算審査及び事業評価の実施

    ・12月定例会における予算決算特別委員会に置いて決算認定処理を行い、会期中の本会議において決算認定を行う。

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