「みんなで考える18年度事業」に対する意見と提言

市民21  島田和子 善財文夫 岩田修二 渡辺 智

 

2 養護老人ホーム寿楽園の跡地の宅地分譲

 安易な売却ではなく、隣接の老人福祉施設との整合を図り、福祉事業の拠点としての整備や位置づけについて十分に検討することも必要ではないか。ディサービスの全市的配置の考え方を明らかにすること。

 

3 今ある公共施設を安全に長期にわたって使用する。

 考え方については賛同できるが、以下の点についても検討されたい。

 @西館ホールを市民が有効利用できる施設にすること。

 A保育所施設について、統廃合計画があるため施設の改善がほとんど進んでいない。また、耐震補強工事の施工順序にも保育所が含まれていないのに疑問を感じる。早急な耐震診断と、必要最小限の改築を行うこと。

 

4 3歳以上の保育料の見直し

 各階層の該当人員を公表し具体的数値を示すこと。

 

6 「夏季のハッピーマンデー」の可燃ごみ収集の拡大

 以下の点を十分検証し慎重な検討をされたい。

 @市民要望はどの程度なのか十分調査するとともに、祭日収集の拡大につなげないこと。

 A実施に伴う収集委託料、清掃センター受け入れ体制等費用対効果の検証。

 

7 循環バスの縮小と乗り合いタクシー運行

 廃止代替バスの廃止による住民への影響が大きい。また、提案の内容が不明確な部分が多く住民の理解を得るにはなお時間を要すると考える。したがって、今回の提案のみで具体的説明がない限り新年度からの導入は取りやめるべきである。

 県の補助金が廃止になるから廃止、と言うのはあまりにも短絡的であり、無策と言わざるを得ない。廃止代替バス路線は、自治体が主体的に運行できるものであるため、バス利用の促進運動をはじめとした、継続運行のできる体制作りが求められている。

 具体的には、明徳線と米子線の統合による経費の削減、経路の研究等十分な研究を要する。

 

8 須坂駅前中央自転車駐輪場の有料化

 実施後の放置自転車対策の具体案、中央から南側自転車駐輪場への通路の確保等他の駐輪場が使いやすくなるような整備が必要。また、中央駐輪場収容台数の拡大も検討すること。

 

9 百々川緑地マレットゴルフ場の整備

 右岸マレットゴルフコースを設置、整備した経過を踏まえて関係者との十分な検討を望む。また、この際施設利用の有料化についても検討されたい。

 

10 60歳以上の動物園・文化施設の入園・入館料の無料措置の廃止

 いきなり廃止ではなく、当面70歳以上に引き上げ、市民の理解を得るべきではないか。

 

11 図書館の開館時間の変更

 職員体制の充実を図ったうえでの実施

 

そのほかの課題

 

2 ペット火葬施設利用補助金の廃止

 ペット火葬場建設の要望もあり、前年の該当者が84件と少なくないため当面現状維持とすべき。

 

3 チャイルドシート購入費補助金の廃止

 チャイルドシートは期間限定的であり、負担も大きいことから、行政が主体で「チャイルドシートリサイクル市」を企画して有効利用が図れるよう早急に検討すべき。リサイクルが定着してから廃止を考えるべき。

 

5 新しい農業推進会議の設立

 推進スタッフの充実がなければ絵に書いた餅になってしまう可能性がある。また、農協への丸投げは避けるべきである。

 販路拡大また都市部との農村交流の推進などのためには、スタッフの充実が必要。

 

6 農業用廃ビニール処理事業補助金の廃止

 農業者の実態と状況を十分把握して、不法投棄、不法焼却につながらないように配慮する必要がある。

 

14 牧邸を活用した市街地の活性化

 具体的な活用方法の提示が必要。旧越家、まゆぐら、しらふじ的な活用には限界がある。

 

15 児童センター・クラブへの指定管理者制度導入

 学校との協力体制が不十分な点と、施設整備や児童の育成に関わる重要な問題であるため、現時点では導入を見送ること。

 

18 スポーツ教室の体育協会への移行

 体育協会に対する補助金、体育課の事業との関係をどのようにしていくのか。

 

20 南原配水地への緊急遮断弁の設置

 他の配水地の対策はどうするのか。

 

21 峰の原高原の簡易水道の統合

 須坂市の負担はどの程度になるのか明らかにし、状況をみながらすすめること。


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