平成15年3月定例会

 議員の改選後初めての定例会である3月定例市議会は、2月27日から3月20日まで開かれ、平成15年度当初予算案をはじめ、各種条例改正案など43議案が提案され審議が行われました。

国民健康保険税・介護保険料が増額
 下水道使用料の値上げ案は継続審査

 3月議会へは、国民健康保険税を17.82%引き上げようとする国民健康保険税条例の一部改正案、介護保険料を26.95%引き上げようとする介護保険条例の一部改正案、下水道料金を10.44%引き上げようとする下水道条例の一部改正案が提案されました。
 市当局の説明は、現状のままの税率や料金ではそれぞれの会計で、支出に見合う収入が得られず、一般会計からの繰り入れを大幅に増やさなければならなくなるため、ある程度の負担を受益者の皆さんにお願いしたいというものです。

国民健康保険税条例改正案には修正案
介護保険条例改正案には代案を提出


 今回の改正案は現在の経済情勢あるいは、勤労者の状況を考えたとき、そう簡単には認めるわけにはいきません。
 私は、同じ会派(市民21)の議員と共同で、国民健康保険税条例改正案には引き上げ率を低く抑える修正案を、介護保険条例改正案には、現在の5段階を6段階とし、低所得者層に負担のかからないような代案を提出しました。
 結果的には、数の力には勝てず修正案は採決の結果否決され、2つの引き上げ案は原案通り決定されてしまいました。
 下水道料金の引き上げ案は、経済建設常任委員会での審査で一部委員から継続審査とするよう動議が出され、採決の結果4対3で継続審査となり、本会議では採決されませんでした。

7月1日から
ごみ指定袋にシールを貼ることに


 ごみの減量化に向けて7月1日から、各世帯で年間に出せるごみ袋の数が制限されます。
 新たに各世帯に一定枚数のシールを配布し、そのシールをごみ袋に貼らないと収集していかないことになりました。詳しいことは、各町ごとに説明会が開催されます。

       ごみ指定袋用シール配布基準(案)

一般廃棄物 市が収集・運搬及び処分するもの 1人世帯 2〜4人世帯 5人以上世帯 手数料
市民が排出するもの 可燃ごみ 53枚 100枚 130枚 無料
不燃ごみ 12枚 18枚 24枚 無料
市に住民票を有しない者が排出するもの 可燃ごみ 1枚〜52枚 1枚〜100枚 1枚〜130枚 1枚100円
不燃ごみ 1枚〜12枚 1枚〜18枚 1枚〜24枚
事業活動に伴うもの 可燃ごみ 1枚〜130枚 1枚100円
不燃ごみ 1枚〜24枚

常任委員会は
  
総務文教委員会に所属

改選後初めての議会は、2月12日に開かれました。この議会は、議長や各常任委員会の所属を決めるための議会で、2日間の予定で開かれました。
 常任委員会の構成は、各議員の希望が原則ですが、各会派の思惑等があり、最終的には会派の代表者の話し合いで決められています。

須坂市議会の会派は  5+1   私は市民21に所属しました

 須坂市議会では、平成8年から議会運営を円滑に(?)進めるため、2人以上の議員を持って会派を結成し、その代表者による話し合いで諸事が進められています。
 今回の、議員の改選によりどこの会派にも所属しない無所属の議員が誕生しています。
    会派の内訳  新政会    8名(保守系・市長と一線を引く会派)
              政和会    7名(保守系・市長与党と言われている会派)
              市民21    4名(旧社会市民クラブ系の会派)
              日本共産党 2名
              自由クラブ  2名(保守系会派)
              無所属    1名

◎議長・副議長は立候補制により全議員の選挙で選出
 
 須坂市議会では2年前から県内では最も早く立候補制を取っています。今回の議長選挙には2名、副議長選挙には1名が立候補し、それぞれから所信表明が行われ投票が行われました。開かれた議会を目指した大きな成果ではないでしょうか。


 毎日が初めての経験でした。議会のしきたりと言うか、決め事がいろいろあって戸惑うことばかりでした。議会の改革が進んでいるといっても、まだまだ保守的な感じです。
 皆さんのご意見、ご要望をお待ちしています。


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