Profile
生年月日  1966年1月29日
血液型    O型
生い立ち
1966年 誕生
1972年 栗ヶ丘小学校入学 創立第1期入学生でした
1978年 小布施中学入学 合唱部所属
1981年 県立中野高校入学 演劇少女時代
1984年 東京農業大学短期大学醸造科入学 
        ボーっとした2年間を過ごしました
        卒業後ちょっとだけ東京で働き帰郷
1989年 入社
1999年 入蔵 酒造りに携わる

追記

1995年7月慢性関節リウマチの診断を受けました。
29歳でした。
それまで、リウマチとはお年寄りの病気だと思っていました。

後になって考えてみると、病院に行く数年前から症状ははっきり出ていました。
指の関節のはれ・朝のこわばり等。
病名が解ってちょっとホッとしたところもありました。
それまでいろんなことがあって、コレは罰だと思いました。
私にふさわしい罰だと。
だから積極的に治療を受けるという態度ではありませんでした。
「痛い」「疲れた」「あれもこれもできない」
痛みのため、精神的にも肉体的にもダレダレでした。
家族との関係も壊れていき、どうしようもなくなった時、
叔母が一人暮らしを勧めてくれました。
一人で暮らしはじめて、素直に自分自身を見つめなおす事で、
精神的に楽になっていきました。
両親とも徐々に普通に会話が出来るようになりました。

一人暮らしを始めて半年後。
1999年春、夜明けの夢をみました。
誰もいない暗い部屋で閉じこもっていると、誰かが迎えに来ました。
諭されドアを開けると、美しい夜明けの風景でした。
目が覚めた時、何か変われそうな気がしてきました。
きっと私はそれを望んでいたのでしょう。
もともと単純な人間です。
そんな些細な笑っちゃうようなきっかけで充分でした。
まずリウマチをちゃんと受け止めようと本を読み
リウマチ専門医のいる病院に変えました。

先生は私の手を見て「これで一升ビン持つのは無理でしょう。
ご家族に来てもらってください。そしてどんな病気なのか説明しましょう。」
その言葉を聞いた時涙があふれました。
ここに私の痛みをわかってくれる人がいる。
理解されないということが、どれだけのストレスになっているのか
ということに気が付きました。

それからは、「私はリウマチです。」と宣言できるようになりました。
理解してもらいたいためです。



こうしてひっそりとですが、リウマチという病気であることを、
そして、この病気を理解してほしい、との想いでこのページを公開します。

会社名・住所・実名すべて明かしての公開となることは、
ためらうものがありました。
もうすっぽんぽんです。
だからお願いです。
今はまだあなたと私の秘密にしておいてください。

*空白の時間のことはまだ気持ちの整理ができていません。
 いずれ書き加える日が来るかもしれません。
 もしかしたら封印されるかもしれません。
 お見守りください。



2003,10,19

このサイトを開設するきっかけをお話したいと思います。
あるドキュメンタリー番組を見ました。
その番組は、自閉症の子供を持った家族の話でした。
私が一番ショックを受けたのは、街頭インタビューで100人に聞いたところ
自閉症は生まれ持った障害であることを知っている人の数が16人であったこと。
80%以上の人が、知らないのです。
知らないということは罪ではありません。
私はそう考えています。
でも、この”知らない”ということが、どれほど家族を苦しめているのか。
インタビューで答えた人が口々に「育て方が悪いのではないか」
と答えていることが大変ショックでした。
家族たちはそんな無知な、無責任な声と戦っているんだ。

たぶんどんな特徴があるのかも知らないのでしょう。
そう言う私自身も、二十歳を過ぎてから知ったことでした。
知らずに口にした言葉で、誰かが傷つくのは、誰でも本位ではないはずです。
きっと私も今まで知らずに傷つけてしまったことは多いかと思います。

私が「リウマチです」と言うことで、リウマチはお年寄りの病気ではないと
せめてそれだけでもわかってもらえるなら、知ってもらうことの意義はあると
思っています。
知らないことは罪ではありませんけれど、知らないことで誰かを傷つけることは
罪なことですよね。
このページが”知ろうとする”きっかけになればいいと思っています。