介護日記
楽しく介護
母親で実行中
どうせやるなら ちょっと楽(らく)して 楽しく介護。
その1 奇跡のひところり
介護4の母親が、朝起きて トイレに行きたい と言い出しました。
おしめはしているので、そのままでも良いのだが、たいていトイレのリクエストがある時は、小でなく大をもよおすサインの時が多いのです。
こちらも介護の感が働き、いつもは移動用の椅子に座らせトイレに連れて行くのですが
座った圧力で、ズボンが汚れても困ると考え、とにかく抱きかかえてトイレに直行。
スボンを降ろして トイレに座らせたらすぐに 予想の通り「大」が始まりました。
なんとか間に合った〜。やれやれ。服も汚さず すべて計画通り。 うまく行った。 と思って 床を見たら
「ころっ」としたのが一つだけ落ちていました。ま、でも これだけで済んだのが奇跡です。
その2 似ている質問
ご年配になって 何回も同じ質問をされたお客様、 「このお店は何時から?」と聞かれたので
一人目のスタッフが「はい、9時からです」と答える。 少しして2人目のスタッフに、同じ事を聞いた。「はい、朝9時からです」
続けて私に聞いてきた あらかじめ 「朝9時から営業ですよ」と答えを用意していたら
「この店は何時まで?」と質問が変わっていた。あわてて「夜6時までです」と答えた。
まだまだ1枚上手だった。
その3 ウォシュレットってすばらしい
介護で一番大変なのが、やはり「うんち」です。母親のベットからトイレまで約8m。廊下まで抱えて、オフィスで使うような
どちらの方向にも動く車輪のついた椅子があったので、それに乗せて
トイレまでコロコロと押して連れて行けます。体重が軽かったのでできた技ではありますが。
ここで大活躍なのが、ウォシュレット。水圧がうんちの手助けをしたり、
ゴム手袋をはめてお尻を洗ってあげたりもできるので、清潔で、臭いもおさえられて とても快適です。
その4 電子レンジもすばらしい
介護食用にと お嫁さまが作ってくれた冷蔵庫に入っている ごはんのおかずを、電子レンジで「チン」。
今まで 電子レンジがこんなにすばらしい。なんて思わなかったのは、いかに今まで料理を 他人に用意してもらってきたかと言う証しですね。
ごはん、おかず、飲み物、みんな食べ頃になります。当たり前なのですが...。
「要領が悪いね。時間がかかる物から温めれば、その時間が有効に使えるでしょ!」と
まだ食事の段取りにダメ出しされますが、今までお酒の熱燗は電子レンジは冷めやすい。などと 文句も付けてましたが、
今じゃ電子レンジ さまさまです。
その5 始めの合言葉
腰を痛めないための合言葉 「一、二の、三 ドン、ドン」
腰を痛めないために 抱えたり 持ち上げたりする時に、声を出して 「一、二の、三 (いっち にいの さん)」と声出して、
その後続いて「ドンドン」と言って 身体を使うタイミングを作ります。 これがけっこういい感じで、うまく行ってます。
腰やってしまったら 介護になりませんからね。
その6 ひざが役立つ
膝(ひざ)をうまく使うと楽ちんです。
トイレで用を足し、母親を立ち上がらせて、まずリハパンを履かせます。 母親はずっと立っていられないので、
この時役立つのが、自分の右足のひざ。ひざを椅子代わりに軽く座らせてリハパンやズボンをはかせます。
密着して 自分がズボンをはくようなイメージにしていれば、意外と身体が安定しています。
身内だからできる技かも知れません。介護士さんには怒られてしまいそうです。
その7 たまには肉を食べよう
食物の栄養にに詳しい方にお話を聞きました。
高齢になると野菜系が中心になりあまり肉を食べたくなくなるようです。
しかし肉は やる気のエネルギーを出す源だそうです。何となく元気がない、気力が出ない、と心当たりのある方
肉を食べてみてください。パワーがでるそうですよ。
その8 おしっこは臭くない
介護歴も10年近くなってくると 色々な発見があります。意外で驚いたのがおしっこの臭いです。出たばかりのおしっこは臭くないのです。
これがちょっと交換が遅れて時間が経つとあのツーンと鼻にくる臭いがしてくるのです。
お医者さまに聞いたらもともと身体からの排泄物なので、汚い物ではないそうで、むしろ雑菌がほとんど無いので、
ほんとうの緊急時には水分補給として飲んでもかまわない物のようです。
どうやら 時間の経過と共に、そこに雑菌が繁殖して臭いが発生してしまうようです。
人間の身体はうまくできていて、昼間のおしっこは普通に出していますが、夜になるとおしっこの頻度が減るように、
尿を濃くして膀胱にため込むような働きをするそうです。小学生でおねしょが治らないと相談を受けることがあるそうですが
尿を濃くする作用の個人差と、膀胱の大きさの個人差で起こることで 全く心配なく、怒らずに理解してあげるのが一番のようです。
抗利尿剤と言う薬もあるそうです。
その9 テレビのリアクション
認知症も進んでしまいテレビを見ていても、何をやっているのかも分からなくなっていますが
画面の人がころんだり、びっくりしたり、大きなリアクションがあるとなぜかいっしょに笑っています。
「わぁ〜」とか 「じゃんけん、ぽ〜ん」 「一、二のさ〜ん!」 「そ〜れ」 など
ちょっと大きめな声とリアクションがお気に入りなのかも知れません。
その10 ラジオ体操の唄
♪新しい朝がきた 希望の朝だ。
元気な頃は、町内会のメンバーで 商店街の駐車場でする ラジオ体操が日課でした。15年以上は続いていたかと思われます。その後は
自宅で個人的にやってましたので、母親のラジオ体操歴は20年は超えたかと思います。
ですので、この唄は完璧です。いっしょに歌い出すと大喜びです。
しかし、何故か最後の歌詞が替わって 「♪そのままに たて〜にひらけよ、それ1、2、.3♪」になってしまいます。細かな事はいいでしょう。
介護施設の皆さんも絶賛。母親のテーマ曲として みんなで歌ってくれているそうです。
その11 介護士さんの一言に 嫁激怒
認知症の母親は、日本語がとんちんかん。自分が求めている答えの言葉以外、言葉が理解できなかったり、意味不明な言葉を
大きな声で繰り返したりすることがよくあります。家で始まれば、時には大迷惑で、身内の私以上に 嫁さまはストレスになるようです。
そんな中 介護士さんが 「お母さんは楽しいですよ。施設ではアイドル的な存在です」 ここまでは良かった。
「毎日、今日は何おもしろい事 言ってくれるのか楽しみです」 と続けたものだから (決して悪気はないのですが)
「家では 訳がわからない事言って騒ぐから 介護に困っているのに それがおもしろいとは 何なの! もっと現実見なさいよ」
と、怒っておりました。 言った方も 気を良くするようにとしたのでしょうが、 受け取り方の嫁さまにギャップがあったようです。
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