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寿司屋に並や特上があるように、木材1本1本にも等級があります。
等級は角の丸みの程度や、節の数・大きさ・場所などによって分けられています。 |
等級名 |
略語 |
丸みの程度 |
節の程度 |
2等 |
― |
大きい |
節は関係ない
(あるのもないのもある) |
並1等 |
― |
中程度 |
1等 |
― |
小さい |
特1等 |
― |
ない |
全ての面に大小の節がある |
特1等小節 |
小節 |
1面は節が小さい |
特1等1面上小 |
1上小 |
1面は節が小さい(小節より程度が良いもの) |
特1等2面上小 |
2上小 |
2面は節が小さい |
特1等3面上小 |
3上小 |
3面は 〃 |
特1等4面上小 |
4上小 |
4面は 〃 |
特1等1面無節 |
1ム |
1面は節がない |
特1等2面無節 |
2ム |
2面は 〃 |
特1等3面無節 |
3ム |
3面は 〃 |
特1等4面無節 |
4ム |
4面全てに節がない |
丸みがある[2等]や[並1等]はバタ角や杭などに使われます。
構造材や下地材(土台・筋違・母屋・垂木・根太など)の隠れてしまう部分には[1等]や[特1等]が使われ、柱や桁などの見える部分には[小節]〜[4ム]が使われます。
家の中からよく見える造作材(敷居・鴨居・長押・框など)には[1ム]〜[4ム]が使われることが多いです。
※等級が上がるにつれてもちろん値段も上がります。
しかし最近では「節がある方が自然な感じで良い」と考えるお客様も増えており、無節の方が良いとは一概に言えなくなってきています。 |
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