詩人の鐘
  

                   省美のポエムをお届けします

      

トップへ

 ポエムリスト

アイコン
詩人の鐘

(無断コピー、転載、転用禁止致します)
 
サイレント・
ムーヴィー

みんなのポエム

                                  No 64
                                    05.05.28

    もう戻れなくて

  時も
  あなたの気持ちも
  戻っては来ないから
  だから
  もう
  諦めなくちゃいけないのに
  
  それが出来たら・・・

                                  No 62
                                    05.05.14

    新緑の中で

  「一枚の花びらも
   残ってはいないのね」

  咲き誇っていたものは
  淡い緑から
  輝く緑に 変わる
  
  待ちわびた季節は
  音もなく過ぎ去って

  
  そう・・・
  また 新たな季節

                                  No 61
                                    05.05.05

    さくら色

  桜の花びらが
  風に流れて
  あなたの髪に
  そっと落ちる

  「ほら こんなところに・・・」

  つまんだ花びらは
  やさしい春の色

  
  あとからあとから
  流れてる
  花びらの中に
  ただずめば
  
  いつしかそれは
  心 和む
  あなたの色

                                  No 60
                                    05.04.24

    あなたと歩く

  桜の花の下を
  ゆっくりと

  石畳の路地を
  手をつないで

  砂利道で
  転ばないように

  橋を渡り
  せせらぎを聴きながら
 
  あなたと歩く
  長い道

  

                                   No 59
                                    05.04.16

    その日まで

  やさしさに溢れた
  あなたの声を聴きながら
  静かに過ごす 春の午後

  貴方に逢える
  その日まで
  こうして 時を待ちましょう
  
  桜の花が咲き誇り
  真夏の太陽が
  影を潜めたら
  
  あなたに逢える日も
  すぐそこに  

                                  No 58
                                    05.04.02

    別れ

  「もう付き合うことは出来ない」
  そんな言葉が渦を巻く

  大切な人だったのに
  失いたくなかったのに

  後姿も涙で見えない

  引き止めることも出来なくて
  自分が変わることも出来なくて

  別れという
  結末だけが 残ったまま・・・




                                   No 57
                                    05.03.26

  
    あなたのこと
 
  あなたの好きな
  あの海の話を聞かせて
  ふるさとの海の
  ふるさとの話を

  あなたの好きな
  あの空の話を聞かせて
  限りなく続く
  透明な青い空の話を

  あなたの好きな
  あのメロディーを聴かせて
  ギターに詰まった
  あなたの音色を

  私の知らない
  あなたの話を聞かせて
  どうかお願い

                                  No 56
                                    05.03.19

  
    ときめき

  あなたの瞳
  あなたの指先
  あなたの歌声
  あなたの文字
  あなたの写真
  あなたの笑顔
  あなたの気持ち

  あなたの優しさ
  あなたの微笑み
  あなたの眼差し
  あなたのしぐさ
  あなたのファッション
  あなたの姿
  あなたの想い

  あなたのステージ
  あなたのギター
  あなたのドラム
  あなたのマイク
  あなたのサングラス
  あなたのメロディー
  あなたの心
  
  そのすべてに
  ときめきながら・・・

                                No 55
                                  05.03.11


   
    春風


  希望にあふれ
  瞳が輝いていた
  
  夢を持ち
  いつも前向きでいた
  
  ずっとずっと前の
  少女の頃のわたし

  今とは違う・・・
  そう思っていたけど
  通り過ぎた春風が
  ささやいてゆく

  きっと今だって
  心の片隅にいるはず
  
  思い出して・・・

                                  No 54
                                    05.03.06

  
    夜の風景

  黒い風に
  ふらつく心を
  抑えることが出来ない

  冴え渡る月に
  悲しい心を
  ゆだねることも出来ない

  星の光りに
  全てを乗せて
  忘れることが出来たなら・・・

                                   No 53
                                    05.02.27

  螺旋(らせん)

どこが最初で
どこが終わりが
わからないまま

自分を見失い
落ち着くこともなく
暗闇の渦の中

いつか螺旋が
螺旋でなくなったなら・・・
そう思いながらも
廻り続ける

                                  No 52
                                    05.02.19

  時の中で

あの時
理由ばかりを探して
その場から 逃げていた

あなたが忘れていても
この想いは
いつまでも 宙を彷徨う

あの時を探して
時間の中に
もぐり込めたなら

あなたに言えなかった
一言を 伝えたい

時は遅くても・・・

                                  No 50
                                    05.02.05

  あなたと私

早春の光を浴びながら
まだとけきらない
雪の上を歩く あなたと私

あの日の青空
かわした言葉
真っ白な雪

カメラの中のあなた
でこぼこ道を走る車
響くエンジンの音

やさしい陽に包まれて
いつまでも
あなたと私
                                  No 49
                                    05.01.29 

  静かだね

星空を見上げて
二人きり
静かだね
流れ星 キラリ
金の音

水平線を見つめて
二人きり
静かだね
潮騒 響いて
銀の音

青空を見渡して
二人きり
静かだね
白い雲 ちぎれて
鈴の音

ほら 聴こえるね

                                   No 48
                                    05.01.23 

   冬の夕陽

静かに波がゆらいでる
誰もいない海で
出会った冬の夕陽は
とてもやさしい

オレンジの光に包まれて
空を見上げたら
冷たい空気も
心にまで染みてくる

明日からの生きてく糧を
そっと胸にしのばせて

                                    No 47
                                    05.01.10 

   冬の並木道

曇り空の下でも
わずかに解けた雪道を歩く

春には桜の花が
秋にはその紅葉が
続いていた並木の中
今は枝の先までが
北風にふるえる

冷たさだけが
伝わる並木道

春の光を待ちわびながら
ゆっくりと歩く

                                    No 45
                                    04.12.19  

     
         星空の下で

  
  星が またたいた瞬間
  あなたの
  想いが届く
  
  銀の光から
  あなたの
  暖かさが伝わる

  離れていても
  同じ星空の下で・・・

                                    No 44
                                    04.12.12  

     
         茉莉花 (ジャスミン)

      純白の花

      その白さが
      愛しくて
      その可憐さが
      心 引きつける      

      今日 ここで 
      出逢えたことに
      感謝の気持ちを込めて
     
  

                                   No 43
                                    04.12.04



       いちねん

    たとえば
    空から地球を
    眺めているとしてごらん

    青く輝く
    この地球が
    毎日 自転しながら
    少しずつ移動して
    12ヶ月かかって
    太陽の周りを 一周する

    それを40億年も
    繰り返してるのは    
    何かと比べようとしても
    比較にならないほどの神秘

    今日の地球の位置は
    どの年の時とも 変わりなく
    同じ場所にいる

    巡ってきた同じ日に
    心から 乾杯
   


   

                                  No 63
                                    05.05.21

    不安定

  湖面に映る
  揺らいだ青空

  その安定のさなは
  不安な心を映し出している
  
  見上げた青空と
  同じはずなのに
  
  もうひとつの
  違う青空
 
  もうひとつの
  違うこころ