詩 人 の 鐘

 サイレント・ムーヴィー   
        
みんなの ポエム 2006
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                 No48 (07.07.30)
                     作・さんど さん 
 

     

    『YOKOHAMA〜shining night』 

  
  そしてあなたは消えていく
  溢れる光りの渦の中に

  私たちに幸せな気持を残して
  また手の届かない 夢の世界へ帰ってく

  あなたは私を成長させる為に
  この世に降臨してくれた天使?
  あなたがいたからいろんな人に出会い
  いろんな出来事に出会い
  いろんなことを考えられる私になった

  もしもあなたに逢えなければ
  私はあの時の自分のまま
  それ以上成長できない人間のまま
  この人生を終えたはず

  自分で作った狭い世界の中から
  外に出て行く扉を開けてくれたのはあなた
  その為に私の前に現れてくれたんでしょう?
  この出会いは偶然なんかじゃない
  きっと生まれる前から決まってた

  もう去ってしまうしまうと
  涙に濡れた私に
  最後の最後に
  魔法をかけていった
  「幸福な気持」になれる魔法

  また逢える日まで
  きっと 頑張れる





  
                 No46 (06.05.13)
                     作・はるめ さん 

    

     「プロになること」

  仕事のプロ、勉強のプロ、家事のプロ、音楽のプロ・・・

  プロにも色々あるけれど・・・・  

  私は人生のプロにならたらいいな

  親の死、自傷、子どもの障害、病気・・・・
  辛いこと、苦しいこと、いっぱいいっぱいあったけど

  だからこそ今の幸せが実感できる
  周りの優しさが染みてくる・・・・

  色んな経験があったから
  たぶん、人にも優しくなれる自分がいるんだろう
  そうありたい・・・




  
                 No40 (06.01.20)
                     作・汐 さん 



    悔し涙

  あなたがいてくれるから
  今の私がいます
  どれだけの言葉を並べても
  言い尽くせない

  いつか あなたに会えたなら
  泣いてしまうでしょう
  だけど きっと会えないから

  あなたの為に何も
  やってあげられないことが悔しくて
  泣いてしまいます

  せめて この気持ち
  あなたに届きますように






                     2003年2004年度掲載分はこのページの右上
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No39 (06.01.09)
                     作・さんど さん  



     
「もう少し」

    もう少し待ってて
    私がもう少し強くなるまで
    いつかあなたに「もういいよ もう大丈夫だから」
    と言ってあげられる日が来るまで

    あなたなしでは生きてはいけぬ
    そんな自分がいやで辛くて悲しくて
    何度も逃れようとした

    私の人生にはあなたが誰より必要なのに
    あなたの人生に私が必要になる日なんて
    永遠にこないことも  もうとっくにわかってる
    それでもあなたの優しさにつけこんで
    「いかないで」と泣いて困らせたあの日

    愛される事は時にとても重いね
    子供が親の愛を重く感じる時があるように

    「好き」という言葉さえ 重く感じられてしまう気がして
    何も言えなくなって 冗句でごまかして

    愛されることの重さにあなたが疲れてしまう前に
    私の人生をあなたが重荷に感じてしまう前に
    「私はもう大丈夫だから」
    とあなたの心を解放してあげたい
    あなたを真実愛しているならきっとできるはずだよね

    だから・・・もう少し待ってて
    もう少しだけそばにいさせて
    あなたの為に きっと強くなるから・・・



  
                 No41 (06.02.04)
                     作・さんど さん 
    


    「ハッピーエンジェル」

  あなたがママのもとに来る少し前
  ママの心には違う人がいたの

  あのままでいたらママとパパの心は
  遠く離れていたかもしれない
  あなたはそんなパパとママを
  もう一度結びつけるために
  飛んでいきそうなママの心を
  しっかりつなぎとめるために
  天からやってきたエンジェルなんでしょう?

  甘えてばかり ママを困らせる
  手足をバタバタ 大粒の涙
  言葉にならない「抱っこして」
  泣きじゃくるあなたを抱き上げて
  小さな小さな体をギュっと抱きしめたら
  腕の中の小さなぬくもりが
  心の中までじんわりと温めてくれる
  幸福という名の瞬間

  ふわふわ髪の毛
  ぷっくりほっぺ
  ニパって笑ったまあるいお口
  涙のあと 光り輝く無邪気な笑顔にノックアウト
  ズルイゾ!

  あなたが生まれて初めて
  自分が生きていく意味を見つけたよ
  「愛おしい」という言葉の本当の意味を知ったよ

  ちいさなエンジェル
  私のエンジェル
  大好きよ
  私の腕の中にきてくれてありがとう

  幸せを運ぶために
  こんなに遅くなってから
  ママとパパのもとに降り立ってくれたエンジェル
  あなたに逢えてよかった
  あなたに逢えてよかった

  あなたの笑顔のためならば
  パパとママは何でもしてあげる
  あなたのためだけに
  世界が平和であるようにと願うでしょう
  いつか大きくなった未来が
  あなたが笑顔でくらせるように






  
                 No42 (06.02.18)
                     作・さんど さん 
    


    
    「人魚姫のように」

  たった一人の人が
  違うひとを選ぶのなら  
  その愛する人の命を絶って 生きながらえるよりも
  水の泡になってしまいたい

  悲しみも 苦しみも
  何も感じない空気の泡になって
  天に昇っていく

  そして他の空気たちと一緒になって
  地上に 空に・・・
  風の中に 水の中に 溶けていく
  人が生きるために呼吸する
  魚たちが生命を育んでいく
  気の遠くなるほど続いてゆく時の流れの中に・・・
   
  人魚姫
  童話の中でただ一人
  王子と幸せになれなかったお姫様
  自分を重ねた人魚姫
 
  愛する人の頬に吹く風となり
  愛する人の涙を隠す雨となり
  いつか還っていく
  懐かしい海の底に
  愛するもの達の命に中に・・・

  






  
                 No43 (06.03.04)
                     作・汐 さん 
    

    僕の華

  破裂しそうな秘める思い
  諦めたと放り投げれば
  中途半端にぶら下がる

  叶わぬ願いだと
  来世に回していたこと
  もう一度夢見てみなよ

  空に咲く太陽のかけら
  僕の体にも降り注ぐ
  その小さな種もいつかは
  大地に芽を出すだろう

  潰れそうな強い憧れ
  失敗したっていいじゃない
  我慢せず泣けばいい

  叶わない願いでも
  遠回りしたって
  思い通りにやってみなよ

  空に咲く太陽のかけら
  僕の体にも降り注ぐ
  その小さな蕾もいつかは
  大地に華を咲かせるだろう 

    
 
 

  
                 No44 (06.03.21)
                     作・Kishi さん 
    

   
    あの日に戻って

  僕がまだ幼い頃 君と出合った庭の片隅
  今でもまだ 残っている
  二人で植えた桜の木

  今年も咲くよ 君が好きな花
  満開の桜見上げていたね
  だけど君がポツンとつぶやいた
 「いつも二人 一緒だよね」

  咲き誇る 桜の花が雨に濡れてさ寂しそうに

  花弁が舞い散る 庭の片隅で
  君をキツク 抱きしめた時
  君の痩せた体覚えてる
  二人 キスした桜の下で

  僕の中で君が笑ってる 君と出合った庭の片隅
  今でも君を 愛してる
  春風の様な君の微笑を

  今年も僕は独り見送る 桜の花が散っていくのを

    
 
 

  
                 No45 (06.04.24)
                     作・汐 さん 
    

    

                   祈り

                  地に立ち
             生きるモノの息遣いを感じる

               嬉しいと言っては
                   喜び
               辛いと言っては
                   嘆き
              それぞれの涙をこぼす

               生まれ来るものは
                  何も知らず
                絶え去ったものは
                  何も語らず

                  それは今
                 命あるものの
                 特権だろうか 

                  命果て
                   たとえ
              地の底深くに埋もれても
                   私は
             地上のあらゆるものが満たされ
               平等であることを祈りたい    

   


  
                 No47 (06.07.15)
                     作・はるめ さん 

    

     『夢の中』

  その中では、笑ってる私がいた
  不安も恐れもない私がいた

  仲違いした人とも見知らぬ人とも笑ってた

  光の降りそそぐなか お話していた

  誰かが”レタスを食べよう”といった
  瑞々しいレタスをちぎって食べた・・・みんなで一緒に

  雨音で目が覚めた

  現世に戻っていた

  ”あったかい気分”が残った