広島県 宮島 「弥山」の山麓からの風景
No 29(05.03.19)
作・さんど さん
ディスティニー
汐さんからひとこと
(省吾さんの会報が)確実に届くと思っていても
何故か気持ちがあせります(笑)。
この切なさが今回のポエムの題材です。
No 29(05.03.11)
作・汐さん
待ち焦がれて
あと 何度目を覚ましたら
あなたに会えますか
ポストの赤は恋の色
一度満たされると
また 手を伸ばしたくなってしまう
あと 夜をいくつ越えたら
あなたに触れられますか
空の青は笑顔の色
再び遠ざかる寂しさで
喜びがため息に変わってしまう
伝えたいのは「ありがとう」の言葉
そして再会の時を
また 待ち焦がれて
汐さんからひとこと
苦手な辛い冬、雪をあえてテーマにしてみました。
窓の外を見ていて少しでも 和めればと思いつきました。
それから色んな県の人と出会えてそちらの天気はど うですか?と
会話をかわしたコトを思い出し詩にしてみました。
No 28(05.03.06)
作・麻衣奈さん
ホワイトデーの贈り物
下駄箱の中にそっと忍ばせた
ホワイトデーの贈り物
添えられたカードには
「傷ついた君のこころへ」
バンドエイド型のチョコレートだった
約束を守れない僕を
君はいつも許してくれたね
少し離れた場所から
いつだって君は見守ってくれていたね
終業式までの数日間で
君は二人の思い出を振り切ろうとして
登校前の僅かな時間さえ必死で
一生分の涙を君は流すみたいにして
春という季節が巡るたびに
スーベニアのように思い出す記憶
傷ついた私のこころはチョコレートで癒され
甘く切ない残り香だけ緩やかに漂っている
No 22 (05.01.23)
作 kishiさん
君の中に・・・
この手紙が届く頃には季節は春となり
僕は君の前から姿を消しているだろう
誰が悪いわけでもなく
二人が出会う前からの決め事だよと
今頃僕の書いた文字を見るなんてと
君は僕を恨むだろうか
骸となり 命を終え
煙となり 解き放たれ
面影だけ 君の中に
愛しい君へ 感謝をこめて
この手紙を忘れた頃には多分君は
素敵な誰かと恋に落ちているだろうか?
熱い抱擁と甘い口付け
君の人生を激しく熱く苦しいほど感じて
僕は世界と一つとなり君を包みながら
君を永久に守るからさ
風に吹かれ 山を越えて
雨に紛れ 土に染みて
海に抱かれ 光になるよ
愛しい君へ 願いをこめて・・・
No 24 (05.02.05)
作 汐 さん
願いごと
洒落た服はいらない 流行の口紅もいらない 願いが叶うなら 少しだけ汚れた心をください 人は真っ直ぐなだけじゃ 大人になれないでしょう きっと 私も同じ 天使と悪魔と手をつないで 綱渡りをしている 飾り立てた言葉はいらない 映画みたいな暮らしもいらない 願いが叶うなら 一輪だけ奇麗な花をください 人は幸せを覚えたら もっと欲しくなるでしょう きっと あなたも同じ 夢と現実の区別がつかなくて 迷い悩んでいる もしも 願いが叶うなら 一粒だけ本当の涙をください 昨日よりも輝けるように
No 30(05.03.26)
作・麻衣奈 さん
積もらない雪
No 32 (05.04.16)
作・汐さん
ありがとう
生まれる前から
約束していたのかな?
あなたがいないと
何もできない私だから
沢山の負担をかけたね
こんな私の全部を
優しく包んでくれる
あなたの心の広さ
誰にも真似できないよ
ずっと手を握っていてね
ずっと離さないでね
気づかれないように
寝顔にそっと
14年目の温もり
No 33 (05.05.14)
作・のんこさん
母への想い いつも どんな時も 私を信じて やさしく包んでくれる 大きな心 たとえ 遠く離れても 私を想って やさしい言葉をかけてくれる 大きな愛 とても 心あたたまる 母のぬくもりが 心にすーっと染み込む 溢れる愛 いつも 感謝してる 気持ちを 心を込めて伝えたい 『ありがとう』
No 34 (05.05.21)
作 ・ Kishi さん
愛する訳
君に声をかけたときから 俺は愛する意味を知った 君の顔は輝いていて 俺に無いものを持っていた 君は真直ぐに俺を見て 射抜いたんだぜこの心を 嘘じゃないぜ君への想い 今でも君を愛してるぜ! でも 「何故?」って君は問うけど 訳なんていえないよ 君の全てが愛しいんだ 今思えば君の事はさ 神がくれた最後のチャンスだ! 今までの事を帳消しに その分君を愛するよ でも「何故?」って君は問うけど 訳なんていえないよ 君の全てが愛しいんだ だから きくなよ・・・ 愛してるんだってば!!
No 35 (05.10.22)
作 ・ Kishi さん
俺の道に
何事もなく過ぎていく 俺の毎日
静止画像のよう 音もなく 彩りもなく
気づくと道は遠く 歩けども 歩けども
そこへ戻る事は困難で
それでも 人は歩まねばならない
何事もなく過ぎていく 俺の毎日
そこへ戻る事は困難で
新たな 道を歩まねばならない
No 36 (05.11.19)
作・麻衣奈 さん
迷いの中で
岐路に佇んだまま
いくつもの季節が過ぎてゆく
泣くことも 叫ぶことも
笑うことも 歌うことも
出来ないままに
迷いの中で
明日を見つめている
それでも時は流れ私の背中を押している
No 37 (05.12.03)
作・さんど さん
「詩人の魂」
恋をすると誰でも詩人になれるって知ってる?
降り続く 桜色の吹雪
風にたおやかになびく青い草原
月夜の下 金色に光るススキ野原
真白く広がる荘厳な世界
この地上の美しいもののすべてが あなたを映し出すスクリーン
街の雑踏に聴こえる音楽
耳元を吹き抜ける風
波の音は遠くに聴こえ
木々の鼓動はあたたかい体温となる
いつもそこにあなたを感じて
眩しくひかり輝く朝日
泣きたいほど美しく燃える夕焼け
凍えた夜空に強く光る月と星
そして・・・あなたの大好きな広く大きい青空
どんな時も私の中にはあなたが存在してる
あなたを想う満ち足りた幸福は多くの言葉を湧かせ
あまりにも切なく哀しい想いはなお多くの言葉を生み出す
心の中にあふれ出る言葉をつなぎ合わせ
ぎこちない言葉で綴る
メロディのない つたないラブソング
終わりはいつも陳腐に
「けれどあなたは永遠に気付かない。私がどんなにあなたを愛しているか」
恋をすると誰でも詩人になれる
だから今 私はとびきりの詩人になる
No38 (05.12.17)
作・汐さん
「雪溶けと共に」
雪溶けと共に訪れて
柔らかな春の空気の中
蝶のように飛び回り
夏の厳しい日差しに焦がされて
汗に紛れ流れる涙
拭いきれず
そして秋
枯葉のように行くあてもなく転がる
やがて冬になり
雪が降るだろう
埋もれてみるがいい
どれだけ持ち堪えられるのか
また雪が溶け
新しい命と化す
賭けてみるがいい
どれだけの力を出せるのか
詩 人 の 鐘