Ｎｏ 27
07.10.21
夏の終わり
作・省美
静寂の木々から
蝉時雨の響き
熱風も
ジリジリの太陽も
今は
冷たく 弱く
はしゃいだ季節は
コスチュームを変え
秋の装いに
歩けないほど熱かった
砂浜には
聞こえない歓声
今は
憂いの響き
華やかな季節は
色を変え
シックな装いに
夏の終わり
新たな季節
Ｎｏ 22
05.03.19
陽のあたる場所
作・省美
春の陽だまり
あなたと一緒
菜の花畑に囲まれて
流れる雲を
見上げてる
春の夕やけ
あなたと一緒
淡い光に包まれて
茜色の雲を
見つめてる
春の陽ざし
あなたと一緒
いつでも
どこでも
あなたと一緒
Ｎｏ 21
05.02.05
悲しみは雪ように
作・省美
あなたの涙が
雪となって 風に流れる
その風は
南の国までたどり着き
暖かさと やさしさと
安らぎを詰め込んで
再び あなたの元に帰り着く
その風を受けたなら
ほんの少しだけ
涙が花びらに変わる
花びらは
あなたと一緒に 春を待つ
悲しみが癒えるまで・・・
Ｎｏ 23
05.05.28
恋人達の舗道
作・省美
初夏の香りのする
並木道
小鳥のさえずりを聴きながら
渡る風に心をゆだねて
あなたと
ゆっくりと歩き出す
そう・・・
すべては
ここから始まる
Ｎｏ 24
05.07.16
二人の夏
作・省美
キャンプをしようよ
ジャガイモの皮をむいて
にんじんを切って
玉葱も忘れずに
マキで火を焚いたら
お鍋にサラダ油を熱して、
お肉と野菜を入れて
ぐつぐつ煮こんで
美味しいカレーの出来上がり
大自然の中で過ごせば
普段の何気ない一１日が
とっても
貴重な一日になるよ
いつもと違う夜がやってきたら
散りばめられた星たちが
優しく包んでくれる
雲海の上に登る太陽は
心の中にまで
眩しさを届けてくれる
さあ出かけよう
Ｎｏ 25
0509.10
愛しい人へ
作・省美
温もりを忘れたくなくて
さよならの代わりに
もう一度 歌声を
涙の代わりに
最後の ギターを
そのハーモニーは
優しさになって
心一杯に 広がる
Ｎｏ 26
06.01.23.
路地裏の少年
作・省美
そこに居たのは
「昭和」を作ってきた少年たち
高度成長時代を支えた
青年たち
夢を持ち
ハングリー精神を忘れず
いつも前を見つめていた
そんな路地裏の少年たち
今 どこに・・・
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