長野電鉄木島線

長野市に本社を置く私鉄長野電鉄は1920年5月に設立し、以来80余年北信濃の住民の足として親しまれてきました。

路線と営業キロ次の通りですは
河東線     屋代−−−−−木島   50.4km
長野線     須坂−−−−−長野   12.5km
山の内線    信州中野−−−湯田中  7.6km

(この他に、バス路線も持っていましたが、経営不振からバス部門は昭和62年3月、信濃交通鰍ノ一部路線を移管したのを手始めに平成4年6月に信州バス鰍ェ、又平成7年10月には長電バスが設立され、かつての長野電鉄のバス路線を移管運行されています)
上記河東線の内、信州中野〜木島間を通称「木島線」と呼んでいますが、近年この線に関しては利用客が極度に減少し、毎年赤字が累積されてきました。その為長野電鉄ではついに木島線の廃止、バスによる代替え輸送を打ち出しました。関係市町村との話し合いもようやく決着し、来年(平成14年)3月を持って木島線を廃止することに決まりました。この間の経緯については長野県への存続陳情等も含め新聞でも取り上げましたのでご存じの方も多いと思います。
創立以来住民の足として親しまれ活躍していた路線の消滅には一抹の寂しさがあります。
そんな中、臨時列車を仕立てて、しかもビールを飲みながら消えゆく路線に別れを惜しもうと言う企画が持ち上がり私も参加することにしました。
去る8月24日元長野電鉄に勤務していたOBを中心に120名近くの仲間が集まり須坂〜木島間2時間半程の旅を楽しんできました。
車内はさながら同窓会の様 何十年ぶりかの再会に話が弾み、又木島線の思い出話など尽きない話に時間のたつのも忘れるほどでした。
信州中野〜木島間の7つの駅は、かつてはどの駅にも駅員がいて、地域との交流を図り、手小荷物を扱い貨車による地域特産物の輸送等で賑わっていましたが、平成11年8月1日に木島駅が無人化されて、今はすべての駅が無人駅となっています。 そんな駅の模様をレポートしました。                            





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