2010「北の国のラーカスと南の国のラック」

　原作・脚本 マスヤン

　〈第一幕、ナレーション〉より

・遠い、遠い南の国にラックという名の元気な女の子が住んでいました。ラックは毎日、友達と鬼ごっこや隠れんぼをしたり、川で魚を捕ったりして、楽しく暮らしていました。ある日、ラックがいつものように仲間たちと隠れんぼをしていると、ちょっと変わった男の子がやってくるではありませんか。

第一幕・・・「見かけない顔、どこから来たの？」「遠い、遠い、北の国から・・ぼくも隠れんぼしたいよ。仲間に入れて・・」というラーカスに「黒い毛、黄色い帽子じゃ、仲間にはなれないよ」と仲間外れに・・・。

ラーカス悲しくなる。

第二幕・・・ラーカスが、がっかりして歩いていると、たった１人優しくしてくれたラックに「トラが出た！みんな食べられちゃう」と、助けを求められる。

意地悪した子らも「ラーカス〜、助けてー」。

第二幕 つづき・・・「みんなが一つになって、大きく見せるんだ！・・そして、うなるんだ！」と、ラーカス。

トラとみんな、にらみ合い、吠えあう。

「ガルルルウー！」「ガルルルルウー！」

そして、トラはひるんで・・・。

第二幕 終わり・・・「ラーカス、本当にありがとう」「意地悪してごめん」「これからは一緒に遊ぼう」と、意地悪した子ら。

「この際だから、ラーカスとみんなと比べてみようよ」と、ラック。

みんなで比べっこ、楽しそうに・・。

こうして、ラーカスは・・・。

                               　    人形劇　マスヤン一座

                           −人形劇を通じて、目に見えない「物語りの力」を、

                                  子どもたちと一緒に追求しています。―

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