2011「火の神 水の神」 原作・脚本 マスヤン
〈第一幕、ナレーション〉より (写真は、「図書館おはなしびっくり箱」公演前日 2011.9.3の稽古より)
・昔々、「水の国」という国がありました。人々は竜の姿をした「水の神」をずっとずっと大切にしてきました。水の神は、人々に豊かな川や青々と茂る森を与えました。 けれども、ときどき怒り狂って、大雨を降らせたり、洪水を引き起こしました。 |
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第一幕・・ホムロとアクニたちの神“水の神”が引き起こす洪水・大雨・台風・大雪に、アクニは「もうこりごりだ。この際“火の神”から、大雨や大雪が来ても、照らしてくれる魔法の火“永久の火”を分けてもらおう」と、ホムロが止めるのも聞かず、“火の神”のところへ向かう。 |
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第二幕・・火の国にたどり着いたアクニは“火の神”に頼み込む。 火の神は「分けてやろう。その代わりに、二十年たったら、水の国の若者をいけにえとして差し出すのだ。もし約束を破ったら、おまえたちの国を滅ぼしてやるからな」と、条件を付ける。 ホムロは止めたが、アクニは「お約束しましょう」と、うそをつき“永久の火”を手に入れる。 |
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第三幕・・“永久の火”を持ち帰ったアクニは、水の国の王様となった。誰も“水の神”のことなどすっかり忘れしまった。 幸せな日々が続き、ホムロには、カンナという女の子が生まれ、あっという間に二十年の月日が流れた。カンナは美しい娘に。 ホムロは、二十年前の“火の神”との約束が気がかり。約束を破ろうとするアクニの前に“火の神”が怒り現れる。 “火の神”は、ホムロの娘カンナをいけにえにするという。 |
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第四幕・・困ったホムロ・アクニ・カンナは、“水の神”に救いを求める。 「愚かな人間どもよ、やっと気がついたか。助けてやろう、だが、一度だけじゃぞ」“水の神”は、身代わりを申し出たホムロとともに“火の神”と10日間戦い続けた。 水の国は、炎・大雨・洪水で荒れ果て、たくさんの人々が遠くの国へ逃げっていった。 “火の神”も“水の神”もカンナの父ホムロも、もうこの世にはいない。 残されたカンナは、命を助けてくれた“水の神”と父ホムロに感謝し「くじけず新しい国をつくっていく」と、立ちあがる。 |
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人形劇 マスヤン一座 −人形劇を通じて、目に見えない「物語りの力」を、 子どもたちと一緒に追求しています。― |
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